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コミュニティデザインのこと
こんにちは、廣田です。

絶対無理だと思っていた、今年度の修論提出を果たし
ようやく気分も落ち着いてきました。

昨年12月、コミュニティーデザイナーの山崎亮さんがお話されると聞き
『第62回寺子屋トーク「まちなかコミュニティの設計図20111214@應典院」』に参加してきました。

他のゲストはこんな方々
アサダワタルさん(日常編集家・事編kotoami主宰)
中村裕子さん(大阪商工会議所)
松富謙一さん(からほり倶楽部)
山口洋典(應典院寺町倶楽部事務局長・立命館大学サービスラーニングセンター副センター長)

以下、お話内容と私の感想混ぜこぜに綴っております。
*~*~*~*~
半円形に椅子が並べられたお寺の本堂に、
山崎さんは白のTシャツとジーンズと人懐こそうな笑顔で、ススッと現れた。

話のテーマは「生きる」ことと「働く」こと
働くってなんだろう。勤めること、我慢すること・・・・・・いやいや、
なぜ困っているのか、問題を見つけて解決するところに仕事が生まれる。
それを実行することが「働く」なんじゃないのか。

『コミュニティデザイン』の本にも載っていた事例を含め、
いくつか山崎さんが関わった事業や、
コミュニティデザインがなされた他の事業、歴史の紹介をされる。

主に、グリッシーフィールド(カリフォルニア)、マルヤガーデン、延岡のこと。

特にグリッシーフィールドの話が印象に残っている。
軍用地を緑化するために公園を作る。
しかし、大量のお金をかけるのではなく、
少しずつ来た人に手伝ってもらう、来た人が公園に貢献する仕組みを整備している。
この来た人に手伝ってもらう仕組みが秀逸。

公園の責任者であった、ブライアンオニールは、
最終的に地域のグループ1300団体と仲良くなり、
公園にさまざまな団体をあつめたそうだ。
今のコミュニティデザインの先駆け的な存在らしい。

お話を聞いていると、事業に関わる時、
山崎さんは最初の行動がいつも「地域の人の話を聞く」だ。
「聞く」だけでなく、「聞きまくる」の方が私はしっくりくる。
それくらい、人とのかかわりの中にどっぷり入ろうとされているように感じる。

コミュニティデザインの教科書を書いてくれという依頼がよく来るが、
でも全て断っているよう。
それというのも、ハウツー本にするようなものはなくて、
その時々でやり方が変わるから「書けない」。

唯一どこでも大切なのが
「しっかり聞くこと」
「否定せず、Yesから入ること」
「答えを押し付けないこと」これくらいである。

その地域の特色、集まる人の個性、そういったものを知って、
最もふさわしい形でコミュニティを作っていこうとしている。
そこで、必要なものが「仕事」になってゆく。

そもそも、コミュニティーデザインとは何なのか?
実はコミュニティーデザインの歴史は古い、そして3つの段階を経て今に至っている。
第1段階 ハード面を作る、ハードのデザイン。
集合住宅乱立の時代、建物をどう作るか。動線の作り方が議論された。
第2段階 コミュニティを、地域の人とともに作る。
集合住宅で、どうやってコミュニケーションを促進するか。
誰かが主導となり集会を開いたりした。
第3段階 現在。ハードを介さない、ソフトのデザイン。
問題解決や、エンパワメント。
誰かがやってくれるんじゃなく、住民がそれをする力をつけることを促進する。


今、求められているコミュニティデザインは、
形を作ることでなくて、人とのつながりをつくることのようだ。

どうやって、公共空間を使いこなすか
どうやったら、人が入ってくるか
どうしたら、人とのつながりが生まれるのか

最後に
山崎さんがデザインするコミュニティには、
様々なボランティアさんの存在がある。
ここで「仕事」として問題になってくるのは、
やりたいこととの折り合いの付け方らしい。
地域の人に、仕事をしてもらうにしても
やりたいこととじゃないと続かない。

やりたいことと、できることと、社会から求められていること
この3つのバランスをどうとるか。
でも、どんなにやりたいことでも、
できることでも「ありがとう」と言われないとなかなか続かない。
最初はそんなに気がなくても「ありがとう」と言われると、もっとしたくなる。
参加する人がやる気になる仕組み作りも大切に考えないといけない。


後半は参加者からゲストへの質問タイムでした。

○霊園を活性化するにはどうしたらいいか?
○本当にその活動が地域の活性になっているといえるか?逆に迷惑だったりしなしか?
○コミュニティの活性と地域の活性は違うものじゃないのか?
○コミュニティが増えて、人との距離が近づき息苦しくなるのではないのか?
○自己実現を現代ではどう見るのか?

それぞれ、興味深い回答があったのですが、
ここでは私の印象に残ったところから抜粋いたします。


まず、その活動は本当に役に立っているのか、ということ。

地域の全員が最初から100%満足する活動は難しい。
もちろん、多くの人が満足するように
最初から仕組みを作るのは大切だが
保守的な人、先進的な人、そこでの生活の仕方も人それぞれ。
「反対!」の場合、
表面的な「反対」の後ろにある想いをいけない。
それが、実は構想を実施することで
解決されることかもしれない。

問題の本質を探ると、
全員満足ではなくても、全員納得の答えはありえる。

また、外の人の目が入ることによって
もともとあるものが輝きだしたり、新たな価値が発見されたりする
最初は、役に立たない!と思っていても、案外役に立つ場合もある。

外からの介入が自己満足になったり
コミュニティが仲良しクラブになったらいけない
もちろん上手くいくかどうかはわからないけど
問題の本質をよく見つつ、活動を行っていくのは
地域の活性にならない!結果は生まないのではないか


次に、自己実現をどうとらえるか
これは特にアサダさんの話が印象に残った。

個人とコミュニティー
やりたいことと求められていること
一見対立するようで、これらは対立しないというお話。
やりたいことを社会的認知される形で出すことが大切で
それをコーディネイトをする人が、
コミュニティデザイナーでもあるのではないか。

一人一人がのびのびやりたいこと、できることをやる
その延長線上に、
心いやすコミュニティができる、と思いたい。
まずはやりたいこと!
それをどう出していくのか?を考えてみよう。


最後に、コミュニティが流行り、
人間関係が近くなって息苦しくはならないかということ。
昔みたいに、お互いを見はる制度がない限り、息苦しくはならないでしょう。

*~*~*~*~

最近、コミュニティや人とのつながりが
よく取り上げられますね。
今までの個人主義の反動とも言えるし
本来の人間のあり方に戻っているとも言えるのでしょうか。

人とのつながりが戻ってきても
息苦しくはならない、といえど
コミュニティに入りたくない人が
「変な人」になるのは嫌だなぁと感じます。

振り子が揺れるごとに、価値観が右往左往するのではなくて
揺れた先の残像が、価値観としてずっと残っていくといい。
「前のやり方はやっぱり間違ってて、今が正しい」ではなく
「この前流行った、あれもこの面はよかったよね」
そうすれば、振り子が揺れれば揺れるほど
多様性が広がってゆくのにな、と。

これから、コミュニティの力が社会で
どの様に発揮されていくのか楽しみです。
できれば、私もそんな社会を支える一人でありたいです。

乱文ですね^^; 失礼いたしました。
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(非公開コメント受付中)

No title
山崎亮さんのお話、気になってました♪
再度、お話聞かせてくださいね。
No title
否定せず、Yesから入るというのは山崎さんが色んなところで、よく口にすることですね。
カーサ・ブルータスのインタヴューでもこんな風に答えてました。
「"No, but"という否定の相づちでは頑なになるばかり。
"Yes, and"と相手を肯定して話を積み重ねていくことで、
柔軟に話をすすめることができるのです。」


「やりたいことと求められていること
一見対立するようで、これらは対立しない」という見方は興味深いね。
たしかに、間に入ってうまく調整できるような人がいれば、
双方納得する形で解決できることも多いのかもしれない。

立場が対立しているときは、どちらも冷静でないことが多いし、
気に入らない点ばかりに着目してしまいがちだしね。
No title
小林さん>
山崎さんに興味持っておられたとは!ですね。
また、ぜひぜひそんなお話しましょう!
楽しいですよ!

ryoさん>
自分の意見があるときは、「でも」と言ったり、途中で話をさえぎったりしてしまいがち。いつでも、「Yes,and」の姿勢でいたいものです。

対立してるときは気に入らない点ばかり目が行きがち、ほんとにそうですね。対立してるってことは、違う視点から物事が見えてるってこととも言えるわけで、その間を調整できればいいものが生まれそうな気がします。
社会人サークルAile-vertとは
同志社大学のサークル「教育と社会問題を考える会Aile-vert」の元メンバーを中心に立ち上げた社会人サークルです。

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